三国同麺シリーズ

富士宮やきそば、カップ焼きそばで全国販売

 ◇「三国同麺協定」で街おこし−−富士宮市/秋田県横手市/群馬県太田市

 全国的に有名になった「富士宮やきそば」がカップ焼きそばとなり、5月17日から全国で発売された。焼きそばで街おこしをする秋田県横手市と群馬県太田市の3市の焼きそばと合わせて「三国同麺(めん)」と名付け、全国のコンビエンスストアなどに並ぶ。関係者は「生産が追いつかないほど売れるのでは」と大きな期待を寄せている。

 製品化したのは北海道池田町の「十勝新津製麺」(新津正夫社長)。02年6月、富士宮市制施行60周年記念事業で、焼きそばで街の活性化を図る同市、横手市、太田市の3市が「三国同麺協定書」を結び、互いの協力を誓い合った。新津社長がこれに目を付け製品化が決まった。

 富士宮やきそばの特徴はコシのある蒸しめん。めんは蒸してからゆで上げ、さらに4日間冷凍して乾燥させたこだわりの製法で、生めんに近い食感を追求した。富士宮やきそば学会(渡辺英彦会長)へ何度も試作品を送り、肉かすやイワシのだし粉、ソースの風味など本物の味に近付けていった。

 同学会の渡辺会長は、地元業者が手掛けなかったことを残念がる。一方で「焼きそばがブレイクして富士宮の街にはにぎわいが戻ってきた。全国発売でさらに富士宮の知名度が上がるだろう」と期待を寄せている。

 希望小売価格は富士宮やきそば292円▽横手やきそば313円▽太田やきそば271円。

毎日新聞 2004年4月24日付け記事より